日中の雌阿寒岳山頂は視程1km未満の濃い霧に覆われ、体感気温は氷点下近くに留まる。午前中は弱い霧雨、午後は霧雨が続き、夕方からは弱い雨へと移行する見込み。山頂付近は湿度97%と高く、風速は比較的穏やかだが、濡れることで体温が急速に奪われるため、低体温症のリスクが非常に高い。

特に火口湖(赤沼・青沼)や噴気孔群周辺では、視程不良の中で風向きが変化した場合、硫黄ガスが滞留しやすくなる。ガスの濃度によっては急性中毒の危険性があるため、常に風向きを意識し、異変を感じたら直ちに引き返す判断が必要だ。オンネトーコースのような一般的なルートでも、雨でザレ場が泥濘化し、滑落のリスクが増す。防水性の高いトレッキングシューズと、防水透湿性のアウター上下は必須。フリースや薄手ダウンなど複数の保温着を携行し、行動中もレイヤリングで体温を調整すること。

午後から夕方にかけて降水確率が上がり、夜間は風速が最大20m/sを超える突風となる予報。日没後の行動は厳に避けるべきだ。今日の行動は、視界不良と低体温症、火山ガスリスクを十分に認識し、常に慎重な判断を心がけなければならない。