北岳山頂は午前7時半現在、ほぼ晴れながら気温3.7℃、体感は1.1℃と低い。風は穏やかだが、視程は1km未満とガスがかかっている。日中は気温が上昇し、正午には7℃まで上がる見込みだが、午後3時からは薄曇りとなり、夜間にかけて気温は1.6℃まで低下する。

地面は積雪がなく岩稜露出が主体となる。降水確率は午後から71%と高まるものの降水量は0mmのため、霧やガスによる湿潤、あるいはごく弱い小雨程度と判断する。これにより、特に八本歯のコル付近の岩場では濡れて滑りやすくなる可能性がある。視程の悪さと相まって、足元に十分注意し慎重な行動が求められる。

標高3171mの環境では、体感温度1.1℃への備えが必須となる。速乾性ベースレイヤー、フリースなどのミッドレイヤー、防水防風のアウターシェルは必ず着用または携行する。休憩時や悪天時に備え、保温性の高いダウンジャケットや手袋、帽子も必須装備だ。山麓の広河原との気温差は約9℃と大きく、標高が上がるにつれて体感は急激に冷え込む。雷や強風のリスクは低いが、視程不良による道迷いから行動が長引き、低体温症に繋がる可能性があるため、常に適切な防寒と行動食で体力を維持すること。