利尻山山頂は現在、気温2.2℃、体感は-1.9℃まで冷え込み、湿度97%で視程は1km未満の濃霧に包まれている。日中にかけて気温は緩やかに上昇するが、12時でも6.3℃程度で、稜線では体感温度が氷点下となる時間帯が続く。突風は10m/s前後で吹いており、日本海離島の独立峰ゆえ、海風による濃霧と低温が日中も継続する。稜線に出ると突風を受ける場面も多い。

降水は予報されておらず、積雪も確認されていないため、地面は湿った岩稜帯や土壌が予想される。特に9合目から山頂の脆い火山礫のエリアは、濡れると非常に滑りやすくなる。視界不良と低温、突風が複合する状況下では、この崩落地形での滑落リスクが高まるため、山頂アタックは慎重に判断すべきだ。無理な行動は控えること。

レイヤリングは、ベースレイヤーに速乾性、ミッドレイヤーにフリースや薄手ダウン、アウターには防風・防水性のハードシェルが必須となる。体感温度が低く、濡れると低体温症のリスクが一気に高まるため、予備の保温着も必ず持参する。雨具上下は必須装備であり、濡れた岩場での安全確保のため手袋も用意すること。アイゼンやチェーンスパイクは積雪がないため不要。

夕方から風は弱まる傾向にあるが、21時には0.5℃、翌早朝には-0.9℃まで気温が下がる予報だ。夜間停滞する場合は、厳重な防寒対策を怠らないこと。